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ごく普通の大学生だった私が、フィリピンでの事業立ち上げインターンで学んだこと

フィリピン・セブ島の語学学校「NexSeed」で 現在アドミニストレイティブマネージャーをしている高寺優子です 周りからは「でら」と呼ばれています!
ごく普通の大学生だった私が、
日本で働いた経験もないままここフィリピンで働くことに。
今回は、セブでの語学学校立ち上げで学んだことをお伝えしたいと思います。
何をすればよいかわからず、不安だらけだった過去の私のような、
就職に悩む学生さんや海外へ出るか迷っていらっしゃる方の
参考になれば嬉しいです !
ひとりだけで完結する仕事はない
フィリピンでの事業立ち上げインターンで一番学んだことは、
「世の中は人でできている」ということでした。
社会に出ることは、得体の知れない大きな波に
呑みこまれるようなイメージだった私にとって、
この発見は大きな収穫だったのです。
実際に社会に出てみると、
周りには助けてくれる人や協力してくれる人がたくさんいました。
インターンによって、私は「働くことの楽しさ」を
少しずつ実感していったのです。
工事が始まる前の、がらくた以外何にもない最初のオフィス。ここからすべてがスタート
インターン当初、職場にいたのは代表と働いた経験がない私のふたりだけ。
オフィスも会社の名前もない状態でした。
代表が出張のときは、本当に私ひとりきり。
情報もコネも経験もない私は、とにかく色んな人にアプローチして、
話をして助けてもらい、段々と事業が形作られてきました。
まさに、「ひとりではできることなんて限られていて、
社会はこうやって助け合いながらできているのだな」と実感する日々。
代表やその周りの方々、他の日本人スタッフなど、
一緒に働くなかで本当にたくさんのことを学ばせていただきました。
信頼から始まり、人から人へ広がる
トライアルに来てくれた友人と。ネクシードの現地体験授業、「Experience」クラスでゴミ山訪問
ある時は、セブまで来てくれた友人に本当に助けられました。
新たな商品を作ったとしても、
最初はそれを使ってくれる人はなかなかいません。
今ではネクシードの特色のひとつである現地体験授業ですが、
これを始めた時も、目に見える具体的な商品ではないだけに、
運営や集客に非常に苦労しました。
それでも、友人たちが私を信頼して来てくれ、
その友人が友人を呼び……と
少しずつ輪が広がっていき、今があります。
リーチしたい人へ、自分から向かって行く
これは日本でも海外でも一緒だと思うのですが、
同じような目的や考え方をもっている人は、お互いに繋がっています。
だから、もし自分がそういう人たちと関わりたければ、
今の自分ができることを思いつく限り考えて、
できそうなことを片っ端からやってみるとよいかもしれません。
そうすれば、突破口がみえる可能性も高まると思います。
そして、そういう取り組みを周りの人にも発信することで、
自分では得られなかったような情報やアドバイスをいただけるようになり、
前に進むスピードがグンと早まるはずです。
事業は人が作っているものだからこそ、改善できる!
最初のオフィス建設中の様子。マンツーマンキュービクルの骨組みを組立中
インターンを始める前は、見えている世界が狭すぎて、
会社や国はとてつもなく巨大でどうしようもないものに見えていたのですが、
セブで事業の立ち上げ段階から関われたことで、
「勝手にできあがるものはひとつもない」ということを学びました。
たとえ大きな組織であっても、
最初は小さなところから人が作り上げることによって
できあがっていったんだなという実感を抱くようになりました。
逆に、人が作っているからこそ完璧なものなんてなく、
日々良くしていける余地がある。
また、それは行動を起こして周りを巻き込んでいければ、
誰でもやれる可能性があるものなのだと思えるように。
私は日本で働いた経験がないので
実際に日本とフィリピンを細かく比べることはできませんが、
曖昧な部分やシステム化されていないことが多く残るフィリピンだから、
「世の中は人でできている」ということを実感できたのかなと思っています。
次回は、「アジアで働く際に必要な英語力」についてお届けします!
ライター
高寺 優子/Yuko Takadera
東大機械工学科卒、東大院を半年で中退。南米・アジアを半年かけてバックパックし、「ガンジス川でバタフライ」を文字通り実行。強靭な体とタフさが武器。休学中にインターンとしてNexSeedの立ち上げ最初期から参画し、中退後は社員としてジョイン。現在は、経理、法務、労務、人事などバックオフィス全般を幅広く担当している。今後は、ものづくりとBOPを絡めた事業で地域の人々にも笑顔を広げたいと考えている。
Ambassadorのプロフィール

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