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諦めなければ、人生には成功しかない-株式会社リッチメディア坂本 幸蔵氏が語る、納得のいく人生を歩むために重要なこと

Posted on 2014年05月27日
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「アイディアと情熱で夢を叶える」という理念のもとに、株式会社リッチメディアを設立した代表取締役の坂本氏。現在は「世界で10人に1人が使うサービスを創る」というビジョンの実現を目指してインターネットメディア事業を展開する。ビューティー&ヘルスケア領域における情報をインターネット上で可視化し、消費者とサービス提供者をマッチングさせ、プラットフォーム化を目指している。今後は国内新興市場へ上場するとともに、シンガポール市場への上場も含め、グローバル展開を視野に入れている。

母の生き様を見て人生観が変わった

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海外で成功する人材の素質は何だと思われますか?

海外だと文化や習慣の違いで上手くいかないことも多いので、そういった物事に対する忍耐力が必要だと思います。 私がよくスタッフに言うのが、「諦めることを諦める」という言葉。諦めることを諦めれば、辿り着くのは成功しかありません。そのために必要なのが、事業に対して熱狂できること。 事業をしていると苦しいことにも直面します。それを乗り越えて最後までやり切るには、目の前のことに心が踊る状況でないと難しい。 だから、私は採用をする時は海外で働こうが国内で働こうが、ちゃんとした夢や目標を持っているかを重要視しています。

新卒でインドネシアの拠点立ち上げを任されたスタッフは、それを満たしていたのですね。

そうですね。弊社が求める人物像は5つのキーワードがあるのですが、彼はそれを全て満たしています。 ひとつ目が夢や目標を持っていること。ふたつ目が最後までやり切る力を持っていること。3つ目が真摯であること。そして、4つ目が向上心を持っていること。最後の5つ目は、チームワークを意識できること。彼はこの素質があるうえに、インターンをした時にひとつの事業を立ち上げて軌道に乗せるところまでやり切ったので、インドネシアへの抜擢も、周りは大納得でした。

大事なのは、選んだものを正解にする覚悟

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坂本社長の夢を教えて下さい。

私は、何かを成し遂げるというよりも、自分が死んだ時に墓前の前に1万人の人に集まっていただけるような生き方をしたいと思っています。 学生の時からそう考えるようになり、実現のためには総理大臣か会社経営をするしかないと思うようになりました(笑)。 事業家として新しい事業を作り、その事業を通じて誰かの人生が少しでも良い方向に向かったり、頑張ったりするきっかけになって欲しいですね。

坂本社長の人生観に最も影響を与えた方は誰でしょうか?

私の母です。母は専業主婦だったのですが、私の父がいなくなってから生命保険会社で働き始め、最初は全く売れず大変苦労をしました。しかし、2年後になんと事業部内でトップクラスの成績を出したのです。 そんな母の背中を見て、「人間やれば何でもできるんだ」と思うように。しかし、私のようにそれに気付く経験をする人は少ないと思うので、私は自分の事業を通して「やればできる」ということを多くの人に伝えたいのです。 実は、新卒でインドネシア支店を任せている男性も母子家庭で育ちました。彼は、母親のために頑張って恩返しをしたいという強い思いを持っていて、本気で仕事に向きあっています。 彼の成長に繋がる経験になって欲しいという強い思いもあって、拠点立ち上げを任せています。私自身と似た境遇である彼だからこそ厳しくしてしまうこともありますが、多くの経験を経て前に進んでいって欲しいですね。

ベンチャー企業ならではの、アジア進出する強みや役割は何だと思われますか?

強みとしては、意思決定を現地にいる人に任せているので、スピード感があることです。 役割としては、ベンチャー企業が国内だけではなくアジアでも勝負していけるということを証明することで、市場の活性化に繋げることができると思います。 日本では失敗をすると、「あの人は失敗をしたね」と後ろ指を指されることが多く、挑戦しにくい面があると思います。でも、失敗したからといってゲームオーバーではない。もう一度やれば良いだけのことです。 結局、この人だからできるとか、この会社規模だからできるとかではなく、やるかやらないかの違い。私たちは、新しいものを想像し、それを実際に創造する。未来への一歩を踏み出して、新しい市場を創りだす存在でありたいですね。

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坂本社長が事業のなかで常に意識していることとは?

私は、死ぬこと以外はかすり傷だと思っています。だから、日本でもアジアでも自分がやりたいと思ったことは必ず挑戦します。 もし、平均寿命の82歳までが私の寿命ならば、私の残りの人生は約3万日しかありません。私はもう30歳なので、約9000日はもう使ってしまった。だから、残り2万日の人生を一日ずつ使っている感覚で過ごしています。 だから、何かを選択する時は、そのことによって3万日の中の1日を消す時に、今の意思決定で本当に後悔がしないかを非常に意識しています。 一歩踏み出すには、何歳になったらやろうとか、いつかやろうとかではなくて、今やってみることが大事。それが成功しても失敗してもどちらでも良くて、自分の人生に後悔がないことが重要なのです。

自分自身で選んで、納得のいく人生を歩むことが大事なのですね。

そうです。自分で決断することが重要で、AかBのどちらを選ぶかが重要なのではなくて、Aを自分で選んだら、それが正しかったんだと5年、10年経った時に証明することが大事だと思っています。 つまり、決めたらそれを正解にするのです。それを自分の中で意識して生きて欲しいですね。そうすれば、人生の中で後悔という言葉が極力なくなるのではないでしょうか。 私もそういった決断を掛け合わせながら、アジア各国、そしてその先へと挑戦していきたいと思います。

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