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キャリア設計の第一歩に「自分との対話」をすすめる理由〜台湾ワーホリから中国・深センでドローン事業を立ち上げた川ノ上和文さん〜
xyZing.innovation(翼彩創新科技(深圳)有限公司)CEOの川ノ上和文さんが、寿命100年時代のキャリアを高める“戦略的ワーホリ論”について語る連載の第7回。「若者が抱える悩みは日本も台湾も同じ」と話す川ノ上さんに、これからを生き抜くチカラになる「自分との対話」についてお話を伺います。
台湾でも?「自分が分からない」若者たち
「自分との対話」うながす日記の効能
自分の「好奇心」はどこへ向かっているか?
※「ライフシフト」と「多動力」
-「自分との対話」がキャリア形成に役立つというのは?
川ノ上:対話を通じて自分を知ることは、すなわち「自分の好奇心がどこに向いているかを知る」ということかなと思っています。
例えば何かを「面白い」と感じた時に、しばらくしてから「自分はなんでこれを面白いと思ったのかな?」と問いかけてみるんです。
そうすると自分が、その対象のどんなところに関心を持ったのかが少しずつ分かってきて、自分の好奇心がどこに向いているかが見えてくる。こうして意図的に観察した「自分」は、キャリア設計を考える時にすごく役立つと思います。
「自分の好奇心がどこに向かっているか」ということは、意外と分からないものですからね。
だから私は、日記やSNS等で“言葉にする”ことを通じて、数年で自分に起こった変化や好奇心の向く先を観察してきたわけなんですけど、実は変わっていくのは自分だけじゃなくて「社会」も同じです。
ちょっと前までは「石の上にも三年」みたいなキャリアの築き方が当たり前でしたけど、今では『LIFE SHIFT』や堀江貴文さんの『多動力』のような新しいキャリア論が広がったこともあって、ここ数年で見ても、社会はどんどん変化しているなと感じます。
- なるほど、川ノ上さんのキャリアはまさに「多動力」を体現していますよね。
川ノ上:そうですね。私も以前から同じようなことを思っていたんですけど、これまではやっぱりマイノリティで、仕事を転々とする人は「ジョブホッパー」と呼ばれたり、学歴がないことも否定的に見られることが多かった。
もちろん軸のないジョブホッピングは今でもマイナスですし、以前もお話ししたように学歴が海外就労ビザ要件として重要になってくることもまだあります。
でも、堀江さんのような発言力のある人達によって新しい考え方が広まり、今では「やりたいことをやればいい」とか「いくつかの”タグ”を持つことがリスクヘッジになる」っていうような意見がよく聞かれるようになりましたよね。
やりたいことを知る一番の近道は「自分で経験すること」、まさにこれです。
私がこれまでやった仕事はすごく多いですよ。アルバイトも含めると、お正月の郵便配達、エアコン工場でのライン作業、ピッキング作業、コンサートの会場設営、居酒屋、深夜のタクシー洗車、縁日のテキ屋、キャバクラのボーイ、家庭教師、家電量販店のデジカメ販売、ビジネスホテルフロント、貿易事務、通関補助、スマホのソフトウェアテスト、英文翻訳、会議施設運営、留学サポート、イベント企画、中国語スクール、整体師……と色々なことをやってきました。
仕事以外ではプログラミングと空間デザインの学校、ビジネススクールなどを受講していました。また、バックパッカーとして中国40都市以上やアジアを回ったり、東京から沖縄まで自転車で横断したりもしました。
これらの経験を通じて、向き不向きや好奇心の源泉についての自己認識を深掘りできましたし、日々の意思決定にも大きく役立っています。『LIFE SHIFT』や『多動力』を読んで「やっぱり自分の感覚は間違っていなかった」と答え合わせするような気持ちで、すごく共感したことを覚えています。
- 「答え合わせ」ですか?
川ノ上:はい。たまにですが、これまでの「体験」から導きだした自分なりのキャリア論と、社会のトレンドを照らし合わせてみることがあるんです。
具体的には、書店でその時話題に上がっている自己啓発本やキャリアプランニングの関連書籍を読むことなんですが、例えば「様々な異分野の仕事や活動への挑戦」っていうことを身をもって体験したあとで、『LIFE SHIFT』を読んだりすると「自分の考え方はトレンドと同じ方向を向いていたんだ」と自信がつきますよね。
今でこそ自分がやりたいことをやっていますが、20代前半の頃は「このままでいいのか」という不安感がずっとありましたから。今は「答えを探す」のではなく、自分の道を切り開いて「答えにしていく」という考えに変わりました。本から得た新しい見方や知識によって、軸となる自分の考えに肉付けをすることもあります。
そうやって社会のトレンドと自分の進んでいる道や考え方との距離感を把握できるようになると、次は「自分のポジション」について考えられるようになると思います。自分一人の進む道だけではなく、変化の早い時代を生き抜くため、社会の中でどのポジションを狙っていくべきなのか。ここはぜひ考えたいですよね。
川ノ上さんが勝負の舞台に選んだ中国・深センは、“深センスピード”と名がつくほど「変化の早い環境」と言われています。
次回は、海外進出を狙う方必見!「グローバルな舞台を生き抜く方法」を伺います。
【プロフィール】
川ノ上 和文/Kazufumi Kawanoue
xyZing.innovation(翼彩創新科技(深圳)有限公司)CEO
大阪出身、中国・深セン在住。xyZing.innovation(エクサイジング イノベーション )CEO/総経理。深センを軸としたアジアxMICE(Meetings,Incentives, Conferences,Events)の事業開発をてがける。高校卒業後、東洋医学に関心を持ち北京留学。その後留学支援会社での講座企画、上海での日系整体院勤務、東京での中国語教育事業立上げ、台湾ワーキングホリデーを利用した市場調査業務に従事。新興国や途上国における都市成長やテクノロジーの社会浸透、人間の思考や創造力の開発に関心が高い。現在、ドローン活用の思考枠を拡げるための場として深センでアジアドローンフォーラムの開催準備中。
経験した日: 2017年09月07日
Ambassadorのプロフィール




















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