ABROADERS

  • HOME
  • インド国内の移動に役立てたい交通機関Part1〜電車のメリット・デメリットを写真満載で紹介!〜

インド国内の移動に役立てたい交通機関Part1〜電車のメリット・デメリットを写真満載で紹介!〜

Posted on 2015年01月01日
0
7995

今回はインド国内での移動に役立てたい交通機関とそのお値段についてご紹介します! 前編は電車編です!! 

 

インドの電車内部を写真でご説明!! 

02

ひろーいインド国内で20時間くらいまでの移動なら、数ある交通手段の中でも電車を利用するのが一般的。

毎日の通勤に1時間程乗る人も入れば、始点から終点まで50時間以上乗って旅をしている方もいます。

出稼ぎの方などは、南インドから北の国境付近の故郷まで電車で3日乗りっぱなしで行くのだという話を聞いたことがあります^^;

03 

電車の運賃は、客席の設備によって異なります。

エアコン付き1等〜3等エアコン無し1等〜3等に別れているのが一般的です。

座席は、基本的には寝台にもなるので横になることもできるのですが、日本の新幹線にシートのみの車両もあります。

エアコン付き1等は3ー4名で利用できる個室で食事がついており、お値段も飛行機での移動と同じくらいするのだとか。

エアコン付き2等、3等の車内は以下の写真のような雰囲気です。

04

昼間は以下の写真のような感じです。背もたれの部分を引き出すと、3段ベッド状になります!!!

05 

ひとりに付き枕と毛布が1セットずつ置いてあるので、寝るときに使えます。

また、エアコンなしの車両は窓が開けっ放しになっていて、扇風機付きです。

 

電車の値段は便によっても異なりますが(速く走る電車程高い)、

コーチン〜トリバンドラム(約230km)だと、インドの電車の場合は停車時間含めて約5時間かかるのですが、

エアコン無しの寝台車で約140ルピー(264円・2014年12月現在)でした。

エアコン付き2等の寝台車だと約450ルピー(849円・2014年12月現在)

エアコン付きだと一気にお値段が跳ね上がりますね!

参考までに、去年インド最南端のカニャクマリに行って電車でトリバンドラムまで帰ったときは、

AC無しの座席で70ルピーでした。(カニャクマリからトリバンドラムは約90kmで、電車で約2時間です!) 

電車のメリット・デメリット!!

07

▶チケットは小さな紙切れが多いです

 

<電車のメリット>

・安い!

・窓から見える景色が綺麗!

・横になって寝られる!

 

06

<電車のデメリット>

・エアコン無しの車両が非衛生的!!ゴミが落ちていたり、ネズミが走っていることもあります!(インドの社会には、ポイ捨ての習慣を持っている人がまだまだたくさんいて、どこでもゴミを捨ててしまうのが残念です)

・車内のアナウンスがない。何駅についたのか今どのあたりにいるのか、などがわからない!

・時間通りに来ない/到着しないことが多い!

・途中下車すると別の列車に再乗車出来ない!

・チケットを買うのが慣れるまでが大変!

・駅でチケットを買おうとすると窓口に並ばなくてはならない!(日本でするように真面目に並んでも抜かされることがあります)

※チケット購入について

ネットの予約サイトもいくつかあるのですが、支払いの際にインドで発行されたクレジットカードかインド国内の口座からの銀行振込しか受け付けない、といった条件がある場合も。

また、最新の空席状況がサイトに反映されていないこともしばしばあります。

そのため、いちいち窓口に行って聞かなくてはならないのが大変です。

自分じゃできない!!と思ったら、観光客向けの旅行会社や友人にお願いするのもひとつの手段です!

 

……と、メリットに比べてデメリットが多くなってしまいましたが、

このような電車を利用してみることが、インドの旅のひとつの醍醐味とも言えるかもしれません!

2、3時間くらいの移動から始めてみることをおすすめします。

山間のほうにいくと外の風景がとても美しいですし、途中駅でコーヒーやチャイ(ミルクティー)やビリヤニ、ドーサなどの軽食の売り子のお兄さんたちの掛け声がインドらしいなと思ったり、電車の旅ならではの発見もあります。

慣れてくるとゆったりと旅を楽しめるはず!!

インドの電車事情、あれこれ

08 

上記の写真のアメは、チャイ売りのおじさんがおつりの小銭の代わりにくれたものです^^

インドのチャイ屋や雑貨店などではこういうことがよくあります。

また、注目したいのが駅にいる荷物運びのお兄さんたち!

ポーター(porter)またはクーリーと呼ばれていますが、すごく力持ち。

下の写真の彼が持っているスーツケースは私のものです。

重さが18kgあったにも関わらず、軽々と頭の上に持ち上げて駅の入口から電車の中まで運んでくれました。

09

デリー、ムンバイ、バンガロールなどの大きな都市には地下鉄が整備されており、

日本のような(日本よりひどい?)通勤ラッシュを目にすることがあるという話を聞いたことがあります。

一度見て日本のラッシュと比較してみたいものです!

また、現在ケララ州のコーチンでは地下鉄の工事が行われています。

10

本当に地下鉄なの?と言いたくなる光景も目にしましたが(笑)、

完成してからのお楽しみですね!!

11

次回はバスやタクシーなどの値段について書きたいと思います!

 

ライター

 Madhu Jenny Ito

大学3年修了後、インドで1年間のインターンシップを経験し2014年3月帰国。大好きなインドを追究しつつ、世界中に存在する素晴らしい街、人、歴史、文化、出来事との出会いを求めて動き回るfull of movementの生活を送ることに魅力を感じている。現在は翻訳や通訳の仕事をこなしながら卒論執筆準備中。趣味は外国語の勉強とお酒。

このノートに関連するタグ

Ambassadorのプロフィール


Madhu Jenny Ito

大学3年修了後、インドで1年間のインターンシップを経験し2014年3月帰国。大好きなインドを追究しつつ、世界中に存在する素晴らしい街、人、歴史、文化、出来事との出会いを求めて動き回るfull of movementの生活を送ることに魅力を感じている。現在は翻訳や通訳の仕事をこなしながら卒論執筆準備中。趣味は外国語の勉強とお酒。

Madhu Jenny Itoさんが書いたノート


インド に関するノート