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【フィリピンスタディーツアー】海外経験ゼロの20歳が現地で学んだこと

Posted on 2016年10月31日
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初めまして、早稲田大学2年のPeki(ぺき)と申します。 私はこの夏、NPO法人アクセスという団体が主催しているフィリピンのスタディーツアーに参加し、ゴミ山やスラム街を訪問してきました。 

 

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人生初めての海外渡航ということで、出発前は不安な気持ちが大きかったものの、想像を上回るほどの学びを得ることできた今夏のスタディーツアー。

 

今回は私がなぜスタディーツアーに参加したのか、そして現地での経験やそこから考えたことについてお話しさせてください!

きっかけは、大学で出会った1本の映像

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そもそも東南アジアのスラム街や農村に行こうと思ったのは、大学の授業で見た1本の戦争ドキュメンタリーがきっかけでした。

そこには第二次世界大戦中に怪我を負った兵士や、ガリガリに痩せた子どもたちの姿が映し出されており、目を覆いたくなるような凄まじい映像が収録されていたのです。

 

中でも最も衝撃的だったのは、日本軍による東南アジアでの侵略行為の数々。

何の罪も無い一般の人々が傷つけられていった現実に、強い憤りを感じました。

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さらに不思議に思ったのは、戦後日本がどんどん発展していく一方で、東南アジアの国々では未だに貧困が解消されていない場所が多いということ。

 

この問題を真剣に考えようとした私は「戦争や貧困について学び、現地の人から生活の現状と戦争についての意見を聞きたい」と思うようになったのです。

スタディーツアーという選択肢

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当初私は実際に現地に行く手段として、大学主催の短期留学やボランティアへの参加を考えていました。

しかし「現地のことを何も知らない人間がボランティアに参加しても、単なる偽善で終わってしまうのではないだろうか」という不安が頭をよぎったのです。

 

もちろん、事前に貧困について学んでからボランティアに参加することには、しっかりとした意義があると思います。

ですが私の中には「まずは自分が実際に現地へ行き、そこで生活する人たちの話を通じて貧困と向き合ってから、何らかのアクションに移したい」いう想いがありました。

 

そんな時偶然見つけたのが、『PARTNER』という国際協力に関する情報が掲載されていたサイト。

その中のNPO法人アクセスが主催していたスタディーツアーは、現地で実際に学びながら各地を訪れたいと思っていた私にとって、ぴったりのツアー内容だったのです。 

 現地に行かなければわからないことがある

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スタディーツアーではゴミ捨て場周辺のスラム街、農村、火山噴火による被災地、第二次世界大戦跡地を訪問し、「実際に現地に足を運ばなければわからないことが、こんなにもたくさんあるんだ!」と強い衝撃を受けました。

 

ゴミ山の崩落事故現場、火山灰で2階部分が埋まってしまった教会、農村の美しい夕焼け。

行く先々で色々な感情が起こり、時には辛い現実と向き合わなければならないこともありました。

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そして現地の人々と交流して芽生えたのは、彼らの想いを日本で伝えていきたいということ。

 

泣きながら自分の生活について教えてくれたスラム街の少女や、漁師のお父さんの言葉1つひとつが、今でもしっかりと心に残っています。

 10年後もずっと幸せでいてほしい

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私がフィリピンに滞在したのは12日間という短い期間でしたが、その間に出会った子供たちやホームステイ先の家族の将来を、帰国後も本気で思うようになりました。

 

10年後も20年後も、ずっと幸せに暮らしていてほしい。

夢を絶対に叶えてほしい。

 

そして「フィリピンと何らかの形で今後も関わりをもち続け、貧困や戦争についてもっと学ぼう」と思えたことで、自分の今後の方向性が少しずつ見えてきた気がしています。

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スタディーツアーは、今後の私の人生に大きな影響を与えてくれました。

今度は日本でしっかりと学んだ上で、来年2月に行われるツアーへ参加する予定です。

 

次回からも、スタディーツアーで学んだことやフィリピンについて発信していきますので、どうぞよろしくお願いします!

 

Ambassadorのプロフィール


Peki

こんにちは、ぺきと申します。 NGOが主催するスタディーツアーに参加して、大学2年の夏に初めてフィリピンを訪れました。 スラム、農村、被災地で学んで事や現地で経験したワイルドな生活について発信していきたいと思います。 どうぞよろしくお願い致します!

Pekiさんが書いたノート


フィリピン に関するノート