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スラムでレストラン経営!夢追う女性の日常をのぞき見る

Posted on 2017年11月28日
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「途上国のスラム」という言葉を聞いた時、何をイメージするだろうか。


強めの風が吹いたら倒れてしまいそうな小さな家?


ボロボロの服を着てやせ細った人々? 


確かにそのイメージは、一部には当てはまるかもしれない。


しかし、スラムに住む人々の生活は、必ずしも私たちが安易に想像するような酷いものではない。 


今回は、ミャンマーのスラムでビジネスを行い、夢を追う1人の女性に迫りたい。

スラムでビジネス?

お孫さんを抱っこして笑顔のお母さん


 


こちらが今回お話を伺ったお母さん。


穏やかな笑顔が印象的だ。 


お母さんには4人の子どもがいて、その内3人は既に仕事に就いている。


1番下の子どもは14歳で、学校が休みのときはお母さんの仕事を手伝っているそうだ。


お母さんは、スラムの中で小さいながらもお店を経営している。

そのお店がこちら!

これが、お母さんの経営する小さなレストラン


ここでお母さんは、朝から晩まで休まず働いている。

仕事の様子を覗いてみよう

店先に並ぶお母さんお手製の料理の数々。油が多めのおかずを、たっぷりのご飯と一緒に食べるのがミャンマー風だ。


 


お店の営業時間は、なんと5:00~21:00。それも、年中無休である。


他のお店よりも長い時間開けておくことで、お客さんを獲得するのが狙いだ。 


このお店では、鶏や豚、魚や野菜など様々な種類のミャンマー・カレーを販売している。


その種類は、約6~8種類!小さなお店ではあるが、かなりメニューが豊富である。


この日も、店先には目移りしそうなほどたくさんのおかずが並んでいた。


どの料理も、とってもおいしそう! 

お母さんが大切にしているもの

お母さんが家の中で一番大切にしているものは炊飯器だそうだ。


決して高価なものではないが、商売をしていく上で欠かせない大切な商売道具である。


お母さんの努力の甲斐もあって、周辺の学校が休暇でないときは、毎日20個ほどランチパックの注文が入り、お店は繁盛している。


この近辺の学校では給食がないため、子どもたちは昼に一度帰宅して昼食をとる。その際子どもと一緒に食べるために、親がこのランチパックを買うそうだ。

笑顔の裏側には苦労もたくさん…

ここまでの話を聞く限りでは、お母さんの仕事は順調そうに感じられる。一方で、かなりの忙しさに追われていることも事実だ。


年中無休のお店の営業は、体力的に楽とは言い難い。


それでも、旦那さんが年に3回ほど病院に行くときでさえ、近所の人に手伝ってもらいつつお店を開けている(旦那さんには器官系の持病がある)。


更には、最近2人のスタッフが無断で仕事を辞めてしまったため人手が足りず、忙しさに拍車がかかっている。


実は、このようにスタッフが無断で仕事を辞めてしまうことは、スラムなどにおける小規模ビジネスではよくあることだ


それを防ぐため、通常は家族や親戚など信頼のおける人同士で経営を行っている。 


取材当時は学校が休暇中のため娘さんがお店を手伝っていたが、学校が再開したらお母さんがますます忙しくなることは想像に難くないだろう。 


日々の仕事に追われているため、家での食事は店で出すカレー、もしくは手軽に作れるモヒンガー(ミャンマーの家庭料理の1つ。米粉でできた麺に、魚をベースにしたスープをかけた料理。)で済ませているという。

スラムの女性経営者の夢とは?

お母さんに、「5年後までの夢」をスケッチブックに書いてもらった。


 


このように毎日忙しいお母さんだが、目の前のことだけでなく将来にもしっかりと目を向けている。


お母さんが抱く5年後までの夢からも、そのことがよく分かる。


「第2のビジネスとして、金のアクセサリーショップを開きたい」
「そこでお金を稼いで、子供を高校に行かせたい」


お母さんはどこまでも前向きに、大好きな料理を武器にしながら、子どものため日々懸命に働き続けている。


ハードな仕事で身体を壊さないようにしつつ、今後も夢に向かって頑張って欲しい。 


取材協力:MJI Enterprise

経験した日: 2017年11月28日

Ambassadorのプロフィール


リンクルージョン

私たちはミャンマーでマイクロファイナンスによる貧困削減をITで支援しています。農村やスラムに暮らす人々が、どのような生活をおくり、何を感じているのか。どのようなビジネスをしているのか。ニュースや統計データからは感じることができない、ミャンマーに生きる人々のリアルな姿をお届けします。

リンクルージョンさんが書いたノート


ミャンマー に関するノート