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アンコール遺跡の足もと、子どもたちと一緒に!ハーブでソーシャルビジネス

Posted on 2016年09月22日
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カンボジア産ハーブ製品の製造販売会社、Roselle Stones Khmerの西口です。 カンボジアは雨季もいよいよ本格的になり、各地のパートナー栽培者たちは日々ハーブの収穫と乾燥作業に勤しんでくれています。

 

広がる栽培のパートナーたち

この事業を始めたきっかけは、第一回で書いたように、貧しい患者さんが多い地域で運営資金不足に悩む診療所へ収入を生み出すため、地元の資源を活用しようとしたことでした。

その後パートナー栽培者は増え、ハーブ栽培に力を入れている小学校や、農業に情熱を注ぐ若手カンボジア人農家などが、カンボジア各地でこの事業に参加してくれています。

今では、モンドルキリ、プレアビヒア、シェムリアップ、シアヌークビル、バッタンバンなどなど、ハーブの栽培地はどんどん増えています。

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ハーブ製品に使われる色鮮やかなバタフライピーの花

 

バイヨン中学校の取り組み

今年の雨季から参加してくれた栽培者のひとつに、シェムリアップのバイヨン中学校があります。

もともと地域には小学校しかなく、家庭の事情などで中学進学をあきらめなくてはならない生徒が多かったと聞いています。

そこに、「JST(アンコール遺跡の保全と周辺地域の持続的発展のための人材養成支援機構)」が中学校建設を支援。近隣の村の中学校就学率は大きく改善されました。

バイヨン中学校では、これまでも農業や魚の養殖などを授業に取り入れ、校庭にはりっぱな養殖用のための池と畑があります。

オーガニックの野菜栽培をしてきたバイヨン中学校が、ハーブの栽培に参加したいと連絡をくれたのは、雨季に入る前の3月でした。

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先生と一緒に、バタフライピーのための支柱を準備する生徒たち

 

まずは比較的育てやすいハーブである、バタフライピーから取り掛かってもらうことになり、JSTのスタッフやバイヨン中学の生徒、先生たちが協力して栽培を始めてくれました。

8月に入るとどんどん花が咲き始め、収穫と乾燥作業を手順に従って進めてくれました。JSTには日本の大学生がインターンとして参加しており、乾燥方法の伝授に協力してもらえたことは、わが社にとっても大変ありがたい力添えとなりました。

 

栽培パートナーとともに歩む

何度か収穫、乾燥作業を試してみたと聞き、9月初旬に中学校を再訪しました。

さすが農業を授業に取り入れている学校だけあって、バタフライピーの株は健康に育っています。

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支柱にバタフライピーをはわせる生徒たち

 

乾燥作業は、やはり初めての試みのためか、まだうまく習得されておらず、乾燥が足りずにカビが生えてしまっていました。

学校は夏休み中にも関わらず、校長先生自ら対応してくださり、乾燥の手順について熱心にメモを取りながら聞いてくださいました。

どこの栽培者さんも、乾燥作業のコツを習得するまでに少し時間がかかります。バイヨン中学校も、次回はきっとうまく乾燥させてくれるのではないかと期待しています。

ハーブの売上げは、野菜や養殖魚の売上げと同じく、バイヨン中学校の運営資金に使われます。

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バタフライピーの収穫をするバイヨン中学の生徒たち

 

基本的に雨季の雨頼みで栽培することが多いカンボジアですので、貴重な短い収穫期の最初に失敗があるのは事業としては大きな無駄のように見えるかもしれません。

でも、こうしたやり取りを通じ、パートナー栽培者たちとの信頼関係を深めたり、意外な気づきがあったりと、実はとても大事なプロセスだと思っています。

 

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Ambassadorのプロフィール


西口三千恵

2008年カンボジアに渡る。地方部の診療所の運営支援を通じ、運営資金創出のため、地元のリソースを活かしたハーブ製品製造を開始。その後小学校や診療所などの公共施設や若手農家との連携のもと、ハーブ製品製造販売に従事。2015年よりRoselle Stones Khmer Co., Ltd.を設立。代表取締役。

西口三千恵さんが書いたノート


カンボジア に関するノート