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学歴に自信がある人へ。大手?ベンチャー?いやいや海外就職も一つの選択肢の時代

Posted on 2017年03月09日
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2018年卒生の就活スケジュールが確定し、日本の素晴らしき就職活動は既に動き始めている、とのこと。私は2014年卒なので、もうすぐ自分より4個下の就活がスタートするとなると、思うことがいろいろとあります。


今回は、悩める就活生たちに「ベンチャーよりも新卒海外就職!」という想いを伝えるため、文章を書きたいと思います。

学歴が一般的に高いとされる大学出身者の就職先は……?

さて、一般的に学歴が高いとされる下記の大学群(軍)をまずは見てみましょう。


国内最強国立  :東京大、京都大、一橋大、東京工業大


堅実な旧帝大  :大阪大、名古屋大、東北大、北海道大、九州大


関東有名私立  :早稲田大、慶応義塾大、上智大、東京理科大、MARCHG、ICU


関西有名私立  :関西大、関西学院大、立命館大、同志社大


イケイケ国立  :神戸大、国際教養大 、千葉大、広島大、大阪市立大


ダークホース  :アジア太平洋立命館大(留学生が半分) 


 


読者の中にはこの中の大学に在籍中、または、卒業生として日本社会を生きている方がいらっしゃるのではないでしょうか。このレベルの大学群であれば、どの企業でも書類審査で足切りになる可能性は極めて低いです。


一方で、学歴フィルターが存在する限り、いわゆるFラン大学の出身者が大手日系企業に入ることは困難な社会構造となっていると思います。 

「大手か?それとも、ベンチャーか?」

大手企業を目指す学生は、こんなパターンがありがちな気がします。


「給与・待遇が安定している」


「制度がしっかりしている」


「会社を通じて大きなことができる」


「企業のネームブランドでイケイケな生活が送れる(だろう)」


 


 ベンチャー企業を目指す人はまだまだ少数派ではありますが、下記の特徴を感じます。


「若いうちから裁量権を持って働きたい」


「給与や待遇よりもスピード感」


「将来は起業も視野に入れている」


「新規事業に携わりたい」


大手企業とベンチャー企業、どちらにもメリット・デメリットが存在し、就労経験がない就活生は特に悩み始めます。


「ネームバリューは捨てがたい!M菱やS友にはいれば安定」


「いやいや、成長速度が遅くてやってらんねえ」


 


などと葛藤が発生しているかもしれません。どちらが自分に合っているかなんて、両方経験してみないとわからないからです。

自分の就職活動を振り返ってみる

私自身、今となってはベトナムの人材ベンチャーで勤務していますが、もともとは大手企業に入社することばかり考えていました。向き不向きを度外視した、いわゆる定型的なエリート思考な学生です。


第一志望は非財閥系の総合商社だった私は、OB訪問や企業研究を絶やさず行い、無我夢中に就職活動をする毎日。中国留学経験や学生団体の経験から、当時の私は無駄に自信がありました。「他の学生に負けるわけがない」という「意識高い系男子」、もしくは「意識だけ高い系男子」だったのかもしれません。


順調に進んだ第一志望企業の3次面接。落ちるわけがないと思っていましたが、まさかのサイレントお祈り。目の前が真っ暗になり、就活に対する意欲はどんどん低くなっていきました。中途半端な状態でうまくいくわけもなく、面接は落ちるばかり。


 


そんな中、とあるベンチャー企業の新卒採用説明会に参加した私は、採用担当者から「マコトくんはベンチャータイプだよね!」と、言われて急に火がつきました。早速、東京のベンチャー企業にエントリー。トンがってる当時の自分を受け入れてくれる企業も多数あって、最終的に内定をいただくことができました。


その時感じた、「ベンチャー企業のほうが自分には合っている」という思いが、今の職場選びに繋がっています。


しかし、内定をいただいたものの、「早くから海外で働くほうがもっと成長できるかもしれない。むしろ、自分自身でその舞台を作ろう」と考えるように。東京は世界的にみても優れたビジネスタウンであり、成長するチャンスも豊富です。でも、今海外に出れば日本人が普通に海外で働き始めるようになった時、先駆者として自分の市場価値は高くなるかもしれません。


 


最後は直感で、「ここで働こう!」ときめ、私は新卒でベトナムに飛んだのです。

人生の選択はトレードオフ

ふと気付けば、ベトナムで働き出して2年半が経過。新卒海外就職という選択に対して全く後悔をしていません。ベトナムで働くことによって様々な人脈を獲得し、また、外国語を使って外国人スタッフを巻き込みながら仕事をする経験を積むことができました.


日本にいたら、なかなか得られない経験だと感じています。


一方、日本でバリバリ仕事をやっているビジネスマンと比べて、良くも悪くも緩くなってしまったことは否めませんが。


全ての選択は“トレードオフ”。


 


もし成長意欲が強く、チャレンジ精神の旺盛な方がいたらこう伝えたい。「大手かベンチャーかで悩むのも大事だけど、新たな選択肢として海外新卒就職もアリだよ」と。大企業に入れば地位や名声、安定した給与が手に入りますが、その一方で、得られないものもあります。


ぜひ、自分の直感に素直に生きてください。でないときっといつか後悔します。後悔する人生を送ってもらいたくないし、目の前で悩んでいる人がいたら同じ目線で話し、背中を押してあげたい。そんな想いを持って、海外で人材紹介をしています。


ひとりでも多くの若者たちが海外で挑戦できるように、いつでもご協力するので、お気軽にご連絡ください。

経験した日: 2017年03月01日

Ambassadorのプロフィール


吉川真人

人がやらないことをやることに意義を感じる若者。 中国とベトナムをかなり旅行したのでマコトリップアドバイザー実施中 生い立ち 京都府向日市出身。 6歳から18歳は滋賀の“ど”田舎で過ごす。 2009年同志社大学文学部英文学科入学。 大学3年時に休学し、1年間北京の中国青年政治学院に留学。 3ヶ月ほどで日常会話以上のレベルに達し、簡単な通訳を務める。 その結果、早くから海外で経験を積む事を心に決める。 2014年同志社大学卒業。 卒業後ベトナムに移住

吉川真人さんが書いたノート


ベトナム に関するノート