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刺激だらけ!カオスで鮮やかなバングラデシュの街並
バングラデシュの首都ダッカに住んでいる、杉山弥央(みお)です。皆さんはバングラデシュと聞くと、どんな場所をイメージしますか?

注)家の近くの幹線道路。ラッシュ時はこのような渋滞になります。
「世界最悪」とまで言われる交通渋滞に、鳴り響き続けるクラクション、所狭しと行き交う無数の人々、埃っぽく茶色い空気。
ゴミだらけで所々壊れている道路、どこにでもいる物乞いの人たちや野犬、毎日のように発生する停電、などなど。
なんだか凄まじい場所に聞こえますよね。
あながち間違いでもないようで、英経済誌The Economistが発表した2015年度の世界で最も住みやすい都市ランキングでは、140都市中見事139位(ほぼビリ)をマークしました。
そんなダッカですが、住みやすさはともかく、「新興国特有の熱気や刺激を感じるにはアジアトップレベルの国」だと感じています。
生活でもビジネスシーンでも、日本とは全く異なる常識。外に出るだけで非日常的なものに数多く遭遇する環境。これらに面白みやエンターテイメント性を感じるあなたは、きっとバングラデシュ向きでしょう。
今回は、ちょっとカオスな路上の様子にクローズアップして、街の雰囲気を紹介したいと思います。
●刺激の宝庫、ダッカの街並
街中に対しての私の第一印象は、一言で言うと「グチャグチャ」です。
街には野犬はもちろん、なぜか牛やヤギも飼われていたりします。
まるで動物園のよう。

注)少し不安そうな顔ですが、屋台近くに住み着いている子犬。
注)普通の通り道沿いに飼われている牛。

注)人間の服を着させられている子供のヤギ。可愛いです。
また、ほとんどの道には当たり前のようにゴミが落ちています。
ゴミをゴミ箱に捨てるという概念は無く、むしろゴミ箱すら見当たらなく、人々は何のためらいも無くゴミをポイ捨てしていきます。
注)ここまでの規模になると、辺りも異臭が漂います......。

注)ワンちゃんにとってはもはや快適なベッド?
電線も空中で煩雑に括られています。

注)銅線は高く売れるため、たまに部分的に切断して盗む人もいるとのこと。
道行くバスの屋根の上にもたくさんの人が乗車してます。
バス内の席より乗車賃が安く設定されているため、需要は結構ありそうです。
注)これは眺めが面白そうで、筆者も一度は体験したいと思ったり(笑)。
車の後ろにも、当たり前のように人がしがみついて乗車しています。
車の中が満席の場合ここまでして乗るらしいのですが、さすがに安全面が心配です......。
ひどい時は、人が二重になってしがみついていることも。

道端には網で囲われたチキンもたくさんいます。
このすぐ後ろのテーブルで捌かれていくので、慣れていないうちはちょっと衝撃的な絵を見ることになります。

注)1匹あたり220円ほどだそうです。
捌かれたチキンはこんな感じで、路上で山積みに売られています。

注)生ものなのに、こんな感じで路上に晒して大丈夫なのでしょうか......。

注)魚も同様に生のまま売られています。
こんな風に何もかもがグチャグチャに存在しているダッカですが、これを「面白い!!」と思うか「もう無理…」と思うかは、個々の気持ちの持ちようです!
個人的にはダッカの街は刺激の宝庫で大変面白いと思います。
●街歩きで見るダッカの人と社会問題
街を歩いていると、よく腕を組んだり手をつないでいる男性達を見かけます。

実は彼らはゲイではなく、ただ仲良しアピールをしているだけだそうです(笑)。
ちなみに、驚くことにバングラデシュでは「男」「女」そしてTransgenderに相当する「Hijra」という、3つの性が法的に定義されています。
LGBT同士の結婚など権利はまだ法的には認められておらず、人々の理解もまだ進んでいない部分が多いそうです。ただ、Transgenderという性の認知という所から、バングラデシュがLGBTに寛容な姿勢を見せ始めているという点は、個人的に大変驚きでした。
そして、路上には物乞いの人たちもちらほら。
歩きながら、路上に座りながら、寝そべりながらお金を乞う人。中には、身体的に障害を持ちながら物乞いを行う人もいます。
お金をあげるかどうかは個人の価値観によります。私の場合、お金をあげると何に使われるかわからないため、レストラン等で食べたごはんの残り(一皿一皿の量が多いので余ることが多い)をテイクアウトして渡すなどしています。
もちろん自分が食べたものの残りを人にあげるのは通常は気が引けますが、それでも何もしないでごはんが捨てられていくよりはマシかと思っています。
本当は「与えるだけ」ではなく、「人に乞う必要がなくなるように自立を促す」ことができるのがベストなのですが。
Beggar Business(物乞いでお金を稼ぐ)はこの地に深く根付いているはずなので、問題解決は単純ではないですが、自分がこの命題に対して、ひとつずつわかるところから学んで、できることから実践していこうと思います。
●土色の街並みを彩るカラフルな景色
こんなカオスチックな街中のダッカですが、たまに可愛いなと思うのは、服やリキシャなどのカラフルな風景です。

注)お店に山積されている色とりどりの生地。こういう類のお店をたくさん見かけます。

注)バングラデシュの女性が日常的に着る、カラフルな伝統服。
注)リキシャと呼ばれる、日本の人力車のバングラデシュバージョン。背が個性的なデザインで、見ていて面白い。
基本的に土っぽい色の街なので、こういった綺麗な色が映えます。
街中のカオスなものに疲れた際は、このカラフルな景色で目を癒やすと良いかもしれません。
バングラデシュの街の様子について、少しでも雰囲気が伝われば幸いです!
次回はグラミン銀行でのプログラムの経験をベースに記事を書きたいと思っているので、よろしくお願いします。
ライター
杉山 弥央/Mio Sugiyama
1988年生まれ、北海道出身。異文化と触れ合い新しい世界をみることが好きで、アイスランドの留学や世界約35ヶ国への旅、また東京で国際交流を目的としたNPO「Japanize」を友人と運営した経験あり。東京、シンガポールでの勤務を経て、2016年1月にバングラデシュに移住。新しい環境で奮闘中。
Ambassadorのプロフィール




















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