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カンボジアの子どもたちにスポーツで夢の描き方を伝えたい〜ソフトテニス日本一男子の願い〜
みなさん、こんにちは! 私は今、カンボジアで行っている事業とは別に【FIELD OF ZERO】という活動を行っています。 この活動の目的は、カンボジアでスポーツ教育を促進し、部活動を広めていくこと。
活動名である【FIELD OF ZERO】という名前に託したのは、【何もない場所から価値を生み出す】という思いが込められています。
今回は私が取り組んでいる、この【FIELD OF ZERO】への想いを紹介しようと思います。
体験を通じて、人生を切り拓く力を養う
私が【FIELD OF ZERO】で成し遂げたいことは大きく2つあります。
1つは、カンボジアの子どもたちが、”人生を自らの力で切り拓いていける”ということを、自らの体験から感じることができるようにすること。
その1つめの体験として、農村の子どもたちと協力してテニスコートをつくりました。決して立派なテニスコートとは言えませんが、部活動としてテニスを行うには十分なものになりました。
(一緒にテニスコートをつくっている様子)
2つめは、子どもたちに平和の象徴であるスポーツを通して、 ”夢を描くことの素晴らしさ、部活動を通してチームワークや、規律の大切さを学ぶ環境づくり” をすること。
部活動を通じて教育環境をつくり、日本カンボジアの異文化交流による双方向の学びの場として、この活動を行っていきたいと思っています。
その始まりの場として、カンボジアのプレイベン州という小さな農村から硬式テニスとソフトテニスの部活動を開始しました。
カンボジアの子どもたちに、スポーツで夢を描くきっかけを
カンボジアで内戦が終わって20年あまり。
今ではその悲しい過去の歴史から抜け出し、近年首都プノンペンは急速に発展を遂げようとしています。
しかし、過去に失ったものは非常に大きく、国のインフラや教育、医療など、まだまだ不足している部分は多くあるのが現実。発展途上のため、さらなる改善や対策が必要不可欠となっています。
そんな歴史的な背景があるばかりに、カンボジアの農村に住む多くの子どもたちは、夢を描くどころか夢の描き方さえも知りません。
したがって、「スポーツ」というキーワードで、子どもたちが将来は国を代表する選手になりたいなどの、大きな夢を描くきっかけをつくりたいと思っています。
その中で私が取り組むのは、ソフトテニス部の指導。
ソフトテニスはボールとラケットさえあれば、言語ができなくてもコミュニケーションを取ることのできる、グローバルコミュニケーションツールのひとつ。
この 【FIELD OF ZERO】の活動を通して、東南アジアのカンボジアでソフトテニスプレーヤーが生まれ、世界中にソフトテニスプレーヤーが生まれていけば、ソフトテニスがオリンピック種目として選ばれることも決して不可能ではないと信じ、【FIELD OF ZERO】の活動とは別にソフトテニスの普及にも貢献できたらと考えています。
部活動という概念がないところに、ルールや規律をつくり、それを自主的に行う活動として根付かせるためには時間がかかることでしょう。現場と触れ合う時間を大切にしながら、根気強く取り組んでいこうと思います。
最後に、この活動を継続していくことは決して容易ではありません。
しかし、今私たちがこうして現場の子どもたちと向き合うことができているのは、この活動を日本から応援してくださっている、株式会社グリーンリッチホテル・ズコーポレーション様、ITS九州インターナショナルテニススクール様、東亜ストリング株式会社 様、 株式会社VENUE テニスショップ GRAND SLAM様、広島市ソフトテニス連盟様、ファーストエクスペリエンス様のサポーター様がいるおかげなのです。
今後さらに【FIELD OF ZERO】の取り組みを日本にいる多くの方に知っていただき、実際に現地に来ていただけるような活動にしていきたいと思っています! どうか、応援していただけたら幸いです!
ライター
荻原 雅斗/Masato Ogiwara
1990年7月1日生まれ。岐阜県多治見市出身。 東北高校→中京大学→カンボジア
ソフトテニスを12年間続け、日本一を三度獲得し、
Facebook:Masato Ogiwara
Twitter:masato_ogiwara
FEILD OF ZERO BLOG:https://fieldofzero.wordpress.com/field-of-zero
ThmeyThmeyJAPAN:http://www.
by Nnn