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OPENしてわずか3日目で閉店!? 勢いで生きてきた新卒男子が「立ち止まる」ことで得た成功体験

Posted on 2015年03月16日
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前回の記事「たった25日間で、カンボジアに日本食レストランをオープンせよ!?ミッション達成までの道のり」では、お店のOPENまでのエピソードを紹介しましたが、今回は待ちに待った【忍者 NINJA ~Japanese Dining & Bar~】のOPEN日についてお伝えします!

 

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飲食経験がアルバイトしかない2人と飲食のプロ1人によるチャレンジは果たしていかに……!?

お客様40名に対応するのはスタッフ3名のみ!? 見切り発車となったOPEN日

 

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はじめはお店をOPENできるかとても不安だった私ですが、OPEN日に間に合うように準備をしていく中で、できる理由を積み上げていったので徐々に自信がついていきました。

実際のオペレーションは、私がホールスタッフでお客様対応とドリンク作り、残りの2人がキッチンで料理作りという形で進めることに。

この時点でどう考えてもスタッフの人数が足りていなかったのですが、当時はどのようにカンボジア人の人材を確保し、雇用するかまで考える余裕はなく、最初は3人でなんとかなるだろうと考えていました。

というよりも、自分が人を雇う立場になるなんて少しも想像がつかなかったのです……。

40人前後入るお店で満席になった場合は、自分1人だけでお客様の対応が追いつくのだろうか、キッチン2人で料理をつくることができるのだろうか、と不安要素をあげたらキリがありませんでしたが、「やると決めた以上やるしかない!」 という思いが不安をカバーしていきました。

迎えたOPEN当日は、前日に遅くまで準備していたこともあり、見事に全員寝坊。

初日から早速の失態に焦りながらも、全員で協力し、なんとか予定通りの時間にお店をOPENしました。

「最初は告知もあまりできていなかったし、もしかしたらあまりお客様も来ないかもね……」なんて悠長に話していた矢先、初めてのお客様がご来店! そこから途切れることなく席が埋まっていき、好調なスタートを切ったかにみえたのですが……。

スタッフの人数が足りなかったことと、想像以上の来客数にサービスは追いつかず、記念すべきOPEN初日は最悪な結果となったのです。

「立ち止まる」ことの意味を見出した、3日目の閉店

 

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OPENして3日目が終わる頃、社長がサービスの悲惨さやオペレーションの様子を見て、「こんなサービスでは来てくれるお客様に失礼。一度お店を閉めて、十分準備をして1ヶ月後に再OPENしよう」という言葉を私たちにかけてきました。

その瞬間、生意気にも無知な私の中で芽生えたのは「せっかく準備を進めてきたのだから、お店をOPENしていきながら少しずつ改善していけば良いのではないか」という思いでした。

しかし、日本で85店舗以上も直営で経営している社長がここで一旦ストップをかけるというのは、重要な意味があるのだと感じ、お店を一旦閉めることを決意したのです。

今まで体育会に属し、勢いで押し切っていく場面が多かった私にとって、一度「立ち止まる」という選択は初めての経験でした。

お店を実際にOPENしたことで課題点や準備不足が浮き彫りになり、なんとかなるという考えはビジネスには通用しないことを気づかせてくれた社長の言葉。

いつも突破していくことで道が切り拓けると思っていた私にとってこの経験は、思い切って立ち止まることと冷静に現状を理解する重要性を学び、自分の視野を大きく広げてくれたのです。

再スタートは、人生初めての面接官

 

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お店の再OPEN準備のため、まずはスタッフ0の状態から10人まで増やすことが必要になりました。この人数を短期間で集めるために、人生で初めて自分が雇用者側として面接を行なうことになったのです。

今まで面接をして頂くことはあっても、自分が面接する側になったことはなかったので、どうやって行えばいいか見当もつきませんでした。

しかし、わからないからできないとは言っていられない状況であったため、Googleなどで「面接・質問・英語」などと検索をして、それを参考にしながら質問をつくり、何人もの志望者と面接へ。

そうして集まったのが10人のカンボジア人スタッフ。

自分で面接をした新たなメンバーと一緒に、2013年6月24日の再OPENに向けて準備を進めていったのです。

無駄なことは一つもない! 全てが未来へつながる成功体験!

 

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こうして2013年6月24日に再OPENした【忍者 NINJA ~Japanese Dining & Bar~】

1ヶ月前の悲惨な状態とは全く違い、スタッフ・サービス・商品すべてが向上し、自信を持ってOPENできる状態になっていました。

当時、OPENしてわずか3日で閉めてしまったことは失敗だと思っていましたが、1ヶ月間準備期間を増やしたことで良いスタートが切れたことを思うと、それは失敗ではなく「十分な状態でないまま行なうと、上手くいかないということを確認できた成功」だったのだと思います。

これからの私のチャレンジは、どんなに良い結果や悪い結果が出ても、それが全て未来につながる成功体験と感じました

OPENから再OPENまでの道のりは、「人生無駄なことなんて何もない」という言葉を実感できた経験になったのです。

次回は、この1ヶ月後の2013年7月30日に「たまりば」というBARをOPENさせるまでのエピソードをご紹介したいと思います! 

ライター

荻原 雅斗/Masato Ogiwara

1990年7月1日生まれ。岐阜県多治見市出身。 東北高校→中京大学→カンボジア 

ソフトテニスを12年間続け、日本一を三度獲得し、現在はカンボジアソフトテニスナショナルチームの専属コーチとして活動中。大学卒業前に日本での内定を断り、大学卒業後カンボジアへ渡り日本食屋とBARを経営。現在はカンボジア・プノンペンでGlowbal Grow Cambodiaの代表を務め、カンボジア報道ニュースサイトThmeyThmeyJAPANの運営・企画・営業を行なっている。目標はカンボジアと日本を結ぶ架け橋のような存在になり、双方間の交流・向上につながるビジネス、活動を行っていきたいと考えている。

Facebook:Masato Ogiwara

Twitter:masato_ogiwara

FEILD OF ZERO BLOG:https://fieldofzero.wordpress.com/field-of-zero

ThmeyThmeyJAPAN:http://www.thmeythmeyjapan.com 

 

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Ambassadorのプロフィール


荻原雅斗

1990年7月1日生まれ。岐阜県多治見市出身。 東北高校→中京大学→カンボジア ソフトテニスを12年間続け、日本一を三度獲得し、現在はカンボジアソフトテニスナショナルチームのヘッドコーチとして活動中。大学卒業前に日本での内定を断り、大学卒業後カンボジアへ渡り日本食屋とBARを経営。現在はカンボジア・プノンペンでGlobal Grow Cambodiaの代表を務め、カンボジアの貧しい層に、より良い教育環境を作るため、日本の教育システムをカンボジアにも反映できるように働きかけている。また、教育(スポーツ・音楽・文化交流)という軸でさまざまなプロジェクトの構築を行っている。

荻原雅斗さんが書いたノート


カンボジア に関するノート