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日本のお茶文化をインドネシアの大学生に紹介!そこで驚いた、文化の違い【突撃!隣の彼女の海外ライフ】

Posted on 2018年09月20日
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大学院生のパートナーとインドネシア・プカンバルでふたり暮らしする、Manaです。


今回は、スマトラ島にある国立大リアウ大学で、これから日本語を学ぶ新入生向けイベントを開催した際のレポをお届けします。


 


 

ホコリをかぶった茶道具

セレモニー当日の生徒さん写真


渡航直後でインドネシア語がまったく分からず、しかも地方ということもあって日本人向けのインドネシア語学校がないと知った時に、私が思いついたのは現地の大学の日本語学科を訪れ、日本語の話せる学生や教師を探すことでした。彼らにインドネシア語を教えてもらおうと考えたのです。


パートナーが「京都の大学の博士課程の院生」という身分(?)だったおかげで、怪しまれずに何人かの先生と仲良くなることに成功しました。


余談ですが、インドネシアでは博士課程に進む人がかなり少ないこともあり、博士課程をもつ人や博士課程にある人への敬意は日本以上だと感じます。「サヤ マハシスワ エス ティガ(私は博士課程の学生です)」というだけで一気に信頼を得るパートナーがいつもうらやましかったりします(笑)。


 


そうして先生方と仲良くなって、館内を見学させてもらった時に見つけたのが、提携先の日本の大学(確か茨城の大学)から贈られたという茶道具。お茶碗、茶筅など、最低限茶道をするのに必要な道具は揃っていたものの、茶道ができる人がいないらしく、ホコリをかぶっている状態でした。


そこで「日本で茶道を習っていたので、よかったら今度お茶を点てさせてください」とお話ししてから、9ヶ月後。学科長の先生から「9月に新入生が入ってくるから、そこで歓迎会としてお茶会をしてほしい」と依頼を受けて、お茶を点てさせてもらうことになりました!


 


しかし、ここからが大変でした……。


 


 

開催日時が判明したのは、ナント前日(笑)

お茶を飲む女性


最初にお話をいただいたのは7月のこと。「歓迎会はオリエンテーションの日にするが、日程が決まってない。決まったら連絡しますね」という言葉を鵜呑みにしていました。そのまま一向に連絡がなく、8月最終週を迎え、そろそろ催促してみようと大学にお邪魔したら、ナント「明日の14時から来られますか」との打診が!


明日って。いや、いいけれど……でも、明日って(笑)! もう少し早く決まってたでしょ~!
と思いつつ、よくよく話を聞くと「インドネシアでは人にお願いをする時、直接会って依頼するのが礼儀」なのだそう。つまり、大学に顔を出していなかった私が悪いというわけです……。


日本では日程などの重要事項は早めに打診したほうが親切なように思うのですが、郷に入っては郷に従えですね。勉強になりました。


 


お茶会の内容を打ち合わせたいと伝えたら、「私たちには分からないので全部お任せします。時間も、あなたのイベントはトリだから何時間でも大丈夫です」と丸投げ!(笑)


場所や人数、道具の有無、参加者の日本語レベルなどを確認しつつ、準備を進めました。インドネシアでは丸投げされることが多いので、質問力(確認力?)が問われて、非常に鍛えられます。


新入生は39名いることを確認したので、念のため60人分のお菓子と簡単なスライドを用意して当日を迎えました。


 


 

迎えた当日は大盛況!

先生方


1時間で終わるプログラムを作り、当日は浴衣を着て行ってきました。簡単にですが、茶道の歴史や日本文化、お菓子とお茶のいただき方、正座とお辞儀などをご紹介。


しかし結局、60人以上もの人が参加してくれたのです! 上級生も大勢いて、お菓子は全然足りませんでしたが、お茶はまわし飲みしてもらうことでなんとか全員に行き渡った模様……。ひとりで全部飲んでしまう子や、苦いと少し飲んだだけで隣にまわしてしまう子など、抹茶への反応は様々でしたが、イベントへの反応は上々でした。


「日本人が日本の文化を日本語で紹介してくれたことに感激」「日本人の日本語を聞き取れたのが嬉しかった」「インドネシアの抹茶と違う。苦いけどおいしい」(インドネシアでも抹茶ドリンクは人気ですが大量の砂糖とミルクが入っている)「日本語の勉強がんばりたい!」といったコメントをいただきました。


 


そして、先生方からは……なんと、お礼の言葉なし(爆)!! 


インドネシアの人たちってお礼の言葉を言わないんですよね。これについては、別途書きたいと思いますが、「あなたがやりたくてやったんでしょ?」というスタンスのようです。


食事をご馳走しても、ホームレスにせがまれてご飯をあげても、インドネシアではお礼を言われたことがありません。ジャカルタで某企業の送別会に参加させてもらった時も、社長がお金を払ってくださいましたが、お礼を言うのは私だけで、衝撃を受けました。日本語が話せても「ごちそうさまでした」って言わないんですよ!


お礼を言われたくて何かをしているわけではないので問題ないのですが……これからインドネシアに来られる方は、お礼がないからと落ち込まないで大丈夫です(笑)。


ただ、この学科の約25%の学生が、卒業後の日本もしくは日系企業への就職を目指すと聞いています。言語だけではなく、文化や習慣もある程度身に付けていかなければ、日本社会に馴染むのも難しいのでは……?と思うと同時に、本当に日本とインドネシアは文化が違うのだなぁと体感しました。


 


何はともあれ無事に終わり、かつ喜んでもらえて、ほっとしました。


その後、プカンバルにある日本語学校「Tomodachi」様にても茶道体験会を3度開かせてもらいました。Tomodachiは日本人の方が運営されているので、生徒さんも先生もちゃんとお礼が言えます(笑)。お礼を言われなくて少し寂しいと感じてしまう私も、インドネシアの人からするとまた異文化なのでしょうね。


 


 


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。読んでみたい・聞いてみたい話がありましたらご連絡お待ちしています♪


 

経験した日: 2018年09月14日

Ambassadorのプロフィール


Mana

広島の大学を卒業後、外資系含む5社で働いていました。院生のパートナーが研究のためインドネシア渡航したことを機に、2017年秋に退社し、インドネシア・プカンバルへ。現在はフリーランスに転向し、インドネシアと京都の2拠点生活を実践中。 「パートナーと一緒に暮らせる方法を模索したい」という思いから始まって、住む場所がどこであれ自分にできることを探しながら、時に海外で、時に日本で仕事をしながら暮らしています。現地から、時々京都、たまーに名古屋から、情報発信していきます^ ^

Manaさんが書いたノート


インドネシア に関するノート